
独自に酸洗処理剤を開発・販売
弊社では、長年培った金属製品製造で、自らが使いやすい酸洗処理剤を開発し、自信を持ってお客様にもお勧めできる商品を販売しております。そのため、リピーターも多く長年お客様にご利用いただいております。当社の酸洗剤の特徴は、常温で処理でき、液の劣化が遅く、悪臭・発煙・揮発が極めて少ないため、作業性が良く経済的です。また、酸洗後の溶接ビードは光沢が出るため、より高品質な製品に仕上げる事ができます。
酸洗処理剤「フジアセクリーン」
使用工程 | 商品種別 | 説明 |
前処理 | FE-S(スパキラー) | アーク溶接に於いて付着するスパッターの除去作業は、以前はグラインダー等で無理に母材を損傷する作業でした。フジアセクリーンFE-S(オール金属用)は、刷毛で塗布、又は、スプレーガンにて塗布するだけでスパッターの付着を事前に防止いたします。 |
酸洗 | FE-17 FE-16Y FE-77 |
ステンレス鋼の溶接作業終了後は、フジアセクリーンFE-17を3倍に希釈した槽に浸漬するか、もしくはFE-17とFE-16Yを1:2の割合に混合し刷毛塗りによる酸洗作業も出来ます。フジアセクリーンFE-77は混合することなく刷毛にて酸洗作業が行えます。 |
後処理 | FE-20(中和剤) | 通常は、大量の水にて洗浄いたしますが、酸洗処理後に使用した酸が残留する可能性のある物は、フジアセクリーンFE-20を使用し、中和作業が行えます。 |
フジアセクリーン各種は、全国販売しております。商品についてのお問い合わせはお問い合わせフォームよりご連絡ください。
使用例動画
取扱薬品一覧
FE-S(スパキラー)


特徴
- 粘着性が強いので、乾燥しても被覆はとれません。
- 伸びが極めてよいので、経費の削減になります。
- 1kgで約18m²~20m²塗布出来ます。
- 軟鋼・低合金鋼・ステンレス鋼・鋳鋼・非鉄金属等あらゆる金属に有効です。ステンレス鋼アーク溶接後の熱影響スケール部は、スパキラーを使用しますと軽減されます。
- PH中性ですから母材、人体に無害です。
使用方法
- 金属表面の油脂、汚れ等を除去して下さい。
- スパキラー撹拌後、刷毛でスパッター飛散範囲に塗布して下さい。
- スパキラー乾燥前に溶接する場合は開先部、溶着部には塗布しないで下さい。
- スパキラーは塗布後約8分で乾燥(自然乾燥)します。乾燥後は塗布上に溶接しても効力に変化なく悪影響はありません。
- 小さな部品等の場合は処理物をカゴにいれて浸漬し乾燥後溶接すると簡単です。
- 溶接後は水洗いで簡単に除去されます。
- 使用後、蓋をしないで水分が蒸発して固くなった場合は、適当に水を入れてよく撹拌後使用して下さい。
性状
- 外観:白色クリーム状
- PH:中性
荷姿
- 1kgポリ容器、6本入(ダンボール箱包装)
- 5kg丸缶、2本入(ダンボール箱包装)
- 20kg石油缶
FE-17


特徴
- 常温にて浸漬処理ができます。
- 処理液の老化が王水系の酸に比べ極めて遅く、従って経済的です。
- 処理液は悪臭・発煙・揮発性が少なく不燃性です。
- 作業能率・効果が王水系の酸に比べ極めて良好です。
- 表面処理が完全で製品の仕上りは常に均一です。
使用方法
性状
- 硝酸及び弗酸を特別に配合した毒劇物です。
- ほとんど透明な液体です。
- 吸湿性が強く空気中で発煙します。
- 水に任意の割合で簡単に希釈出来ます。
荷姿
- 25kg・10kg各ポリエチレン容器入
- 0.5kg ポリエチレン容器、12本入(ダンボール箱包装)
主成分
硝酸% | 弗化水素酸% | 比重(液温20℃) |
53.8 | 8.0 | 1.34 |
浸漬処理法
処理物(オーステナイト系ステンレス鋼)を槽に浸漬してスケールを除去する方法です。
- 浸漬槽は、樹脂製品等(金属不可)耐酸槽を使用して下さい。但し、年数劣化による耐用不足には十分注意して下さい。
- フジアセクリーンFE-17を水で重量比3倍以上に希釈し撹拌して下さい。処理液の調製は処理時間とスケールの状態により3〜5倍に希釈して使用します。(3倍以下の使用では効果が有りません。)
- 希釈液が出来ましたら処理物を浸漬して下さい。
- 処理液に浸漬し10〜20分経過後、耐酸性ブラシ(鉄線ブラシ不可)やスポンジ等を用いてこすりながら十分流水で水洗いして下さい。
- 冬季に液温が低いときは温水又はヒーター等で30℃位に温度調製すると、処理時間を短縮できます。
FE-17 | 水 | |
3倍液 | 33.3kg | 66.7kg |
4倍液 | 25.0kg | 75.0kg |
5倍液 | 20.0kg | 80.0kg |
FE-17 | 水 | |
3倍液 | 26.6ℓ | 73.4ℓ |
4倍液 | 19.5ℓ | 80.5ℓ |
5倍液 | 15.3ℓ | 84.7ℓ |
保管
- 密栓してなるべく冷暗所でカギをかけて保管して下さい。
- 容器使用期限は、購入後1年以内とする。
注意事項
- フジアセクリーンFE-17は硝酸及び弗酸を含有する毒劇物ですから従来の王水系酸類の取扱いと同様、ゴーグル型保護眼鏡・酸性ガス用防毒マスク・ゴム前掛け・耐酸性ゴム手袋並びにゴム長靴等の保護具を着用して処理液やガスが侵入しない様に注意して作業に従事して下さい。特に通風の悪いところで使用する場合は送風マスクや酸性ガス用防毒マスクを必ず着用して下さい。
- FE-17の容器のキャップを外す時は、「ガス」が噴くこともありますので、布等をキャップの上にかぶせてゆるめて下さい。尚、建浴する場合、規定量の水に、フジアセクリーンFE-17を徐々に混入して下さい。
- オーステナイト系ステンレス鋼を数時間浸漬してもほとんど侵蝕・減量がありません。しかし、熱影響により組織が変化していると、孔食・侵蝕状態となりますから数時間処理液に浸漬する場合は30分ごとに処理物を点検して下さい。
- 処理液中に銅・鉄・クロム等の異種金属が入りますと鈍黒色に溶解し、有毒ガス(二酸化窒素ガス)が発生して極めて危険であり、液の老化も早めますから異種金属の浸漬は絶対避けて下さい。
処理物の表面に付着している油脂等のよごれがある場合は、処理面にムラが出来ることがありますから、処理前に洗剤や有機溶剤等で除去した後酸洗して下さい。 - 浸漬槽には異種金属の混入により有毒ガスが発生する恐れがありますから排気装置を必ず設けて下さい。
- 酸洗作業場は換気装置のある通風の良い場所とし、安全シャワー、手洗い、洗眼の設備をして下さい。
- 浸漬槽には毒劇物の表示をして、かつ雨水の入らぬよう蓋をして下さい。
- 浸漬槽底部にスケールが溜まりましたらブロー弁より排出すると処理液は長持ちします。
- 鏡面研摩の光沢は処理液にふれると消滅します。
- 切断による「ドロス」等は表面処理出来ません。
- 処理液を補給する場合は、FE-17の希釈液(3~5倍に希釈したもの)を補給して下さい。(FE-17は希釈しないと効力がありません。)
- 労働安全衛生法「特定化学物質作業主任者」の講習修了者が必要です。
- 肝臓及び肺に疾患をもつ人、又風邪等で体調不良のときは、作業を避けて下さい。
- 作業に使用した保護具は水洗後、乾燥して変質、劣化、穴あき、ヒビワレ等がないか、又防毒マスクの吸収缶の交換等十分に点検をして保管下さい。
廃液処理方法(空容器も含む)
弗化水素酸を含む毒劇物の為、都道府県知事の許可を受けた産業廃棄物処理業者に委託して処理して下さい。
応急処置
- 目に入った場合
直ちに流水で15分間以上完全に洗眼した後、速やかに眼科医の手当てを受けて下さい。(不完全だと眼に障害を生ずるおそれがあります。) - 皮膚に付着した場合
直ちに多量の水で完全に洗い流した後、速やかに医師の手当てを受けて下さい。(不完全だと皮膚に障害を生ずるおそれがあります。) - 吸引した場合
直ちに被災者を空気の新鮮な場所に移し衣類を緩め安静保温に努め速やかに医師の手当てを受けて下さい。 - 飲み込んだ場合
水で口内を洗浄する。コップ2~3杯の水か牛乳を与え(しかし、意識のない患者には何も与えてはならない。又飲み込んだものを無理に吐かせると粘膜等を悪化させる。)速やかに医師の手当てを受けて下さい。
※上記いずれの場合も医師に、当取扱説明書を示すか、ラベルに記載してある成分を伝えて必ず手当てを受けて下さい。又、万一の災害に備えて、事前に病院の指定とその病院との打合せをお勧めします。
FE-16Y


特徴
- 粘着性が強く、塗布面より垂れ落ちる量は極めて少なく、全方向塗布が出来ます。
- 伸びが秀れており非常に経済的です。フジアセクリーン塗布ゼリーは1kgあたり約4m²塗布出来ます。
- 発煙・悪臭は王水と珪藻土の調整剤に比べ極めて少なく、作業能率が向上します。
使用方法
性状
- 紫色ゼリー状
- PH:中性
- 水に溶解する
荷姿
フジアセクリーンFE-16Y
- 15㎏石油缶
- 1㎏ポリ容器、6本入(ダンボール箱包装)
フジアセクリーンFE-17&FE-16Yセット品(ダンボール箱包装)
- フジアセクリーンFE-17/0.5㎏(3本入)+フジアセクリーンFE-16Y 1㎏3本入
塗布処理法
処理物が大きくかつ異種金属が付属しており浸漬処理が出来ない場合に、塗布してスケールを除去する方法です。
-
塗布ゼリーの調整
- FE-17とFE-16Yの混合比は重量を基準にして1:2の割合
- 例1 FE-17 →(0.5kg)と FE-16Y →(1kg)の混合
- 例2 FE-17 →(10kg)と FE-16Y →(20kg)の混合
※上記の如く重量比で紫色のFE-16Yの中へFE-17を徐々に入れながら充分撹拌すると、紫色が脱色されて塗布ゼリーが出来ます。
- 作業に使用する容器は、必ず塩化ビニール等(金属不可)の耐酸容器を使用して下さい。
- 塗布ゼリーは時間経過とともに徐々に粘着力が低下し効果も悪くなりますから処理物に応じた量(約20分位で塗布出来る量)をその都度調整する様にして下さい。
- 使用に当たっては、塗布ゼリーを耐酸刷毛で均一に塗布して下さい。
- 塗布後30分位経過後、耐酸性ブラシ・タワシ等でこすりつつ水洗いして仕上げます。
注)別売品に一液製品の塗布専用処理剤FE-77もあります。
注意事項
- 調製並びに作業時はゴーグル型保護眼鏡・酸性ガス用防毒マスク又は送風マスク・耐酸性ゴム手袋・ゴム前掛け・ゴム長靴等を着用して手足や皮膚に処理液やガスが侵入しない様注意し、かつ作業場は換気装置の有る通風の良い場所とし、安全シャワー、手洗い、洗眼の設備をして下さい。
- 調製時の撹拌棒は耐酸性のもの(プラスチック・竹・木片等)を使用して下さい。
- オーステナイト系ステンレス鋼以外の金属に塗布ゼリーを塗りますと、有毒ガスが発生し危険ですから絶対避けて下さい。
- 特にタンク類内部等の通気の悪い場所で使用する場合は、ゴーグル型保護眼鏡・耐酸衣・送風マスク又は酸性ガス用防毒マスク等を必ず着用し滞留ガスの吸入を絶対に避けて下さい。
- 処理物の表面に付着している油脂等のよごれがある場合は、処理面にムラが出来ることがありますから、処理前に洗剤や有機溶剤等で除去後塗布して下さい。
- 鏡面研摩の光沢は本剤にふれると消滅します。
- 切断による「ドロス」等は表面処理出来ません。
- 夏季屋外作業の折、処理物が太陽熱により高温になっている場合は、放水等の方法で温度を"低くしてから"塗布して下さい。逆に冬季作業の場合処理物を熱湯又はバーナー等で約40℃位に加熱しますと処理時間は短縮されます。尚ゼリー塗布後長時間放置しゼリーが乾きますと水洗いしてもゼリーがとれにくくなりムラになります。又仕上げの水洗いが不充分の場合もムラになります。
- FE-16Yは製造後1年以内に使用の事。
- 密封してなるべく冷暗所(直射日光の当たらない場所)で保管して下さい。
- 肝臓及び肺に疾患がある人、又風邪等で体調不良のときは、作業を避けて下さい。
- 作業に使用した保護具は水洗後、良く乾かして変質・劣化・穴あき・ヒビワレ等がないか、又防毒マスクの吸収缶の交換等充分に点検をして下さい。
廃液処理方法(FE-17と混合した場合)
弗化水素酸を含む毒劇物の為、都道府県知事の許可を受けた産業廃棄物処理業者に委託して処理して下さい。
応急処置
- 目に入った場合/直ちに流水で15分間以上完全に洗眼した後、速やかに眼科医の手当てを受けて下さい。(不完全だと眼に障害を生ずるおそれがあります。)
- 皮膚に付着した場合/直ちに多量の水で完全に洗い流した後、速やかに医師の手当てを受けて下さい。(不完全だと皮膚に障害を生ずるおそれがあります。)
- 吸引した場合/直ちに被災者を空気の新鮮な場所に移し衣類を緩め安静保温に努め速やかに医師の手当てを受けて下さい。
- 飲み込んだ場合/水で口内を洗浄する。コップ2~3杯の水か牛乳を与え(しかし、意識のない患者には何も与えてはならない。又飲み込んだものを無理に吐かせると粘膜等を悪化させる。)速やかに医師の手当てを受けて下さい。
※上記いずれの場合も医師に、当取扱説明書を示すか、ラベルに記載してある成分を伝えて必ず手当てを受けて下さい。又、万一の災害に備えて、事前に病院の指定とその病院との打合せをお勧めします。
FE-77

特徴
- オーステナイト系ステンレス鋼の塗布表面処理剤(一液製品)です。
- 硝酸及び弗酸を配合した物に粘着剤を加えたペースト状の毒劇物です。
- 伸びがよく、粘着性・塗布性・馴じみ・洗浄力等にすぐれており、かつ無駄がなく、経費節減になります。
- 処理時間(30~60分位)経過後ブラッシングと水洗いで除去します。
- 20㎏・5㎏ 各ポリエチレン容器入(5㎏ダンボール梱包)
使用方法
- 開栓前にはFE-77を上下、左右に数回ずつ振り動かして均一に軟らかくして下さい。
- FE-77を入れる容器は、塩化ビニール製品等(金属不可)の耐酸性の容器を使用して下さい。
- FE-77の容器のキャップを外すときは、「ガス」が噴く場合もあることを予想して布等をキャップの上にかぶせてからキャップをゆるめて下さい。
- FE-77を耐酸性のやわらかい刷毛に十分に含ませて「そっと置くような気持ちで」均一に(厚さ約3mm以上)丁寧に塗布して下さい。
※特製刷毛を別売りしています。 - .塗布後夏季は約30分~60分位、冬季は約60分~120分経過してから耐酸性のブラシ、ナイロンたわし、ステンレスブラシ(鉄線ブラシ不可)等でこすりつつ、十分流水で洗浄して下さい。又、水洗後スケールが残っている場合は、水分を拭きとり再度処理して下さい。
※特製ステンレスブラシを別売りしております。 - 塗布処理前にスケール面をステンレスブラシでブラッシングしてからFE-77を塗布しますと処理時間を短縮できます。
- 小物の場合はポリバケツ(蓋付き)等にFE-77を移してその中に浸漬して30分~60分経過後5の要領で仕上げて下さい。処理後のFE-77は使用回数に比例して効力は徐々に減退しますが、繰り返し使用できますから使用しないときは雨水等が入らないように蓋と表示をしてカギをかけて保管して下さい。
性状
- 硝酸及び弗酸を特別に配合した毒劇物です。
- 淡白色のペースト状です。
- 水に溶解します。
荷姿
- 20㎏・5㎏各プラスチック容器
主成分
硝酸% | 弗化水素酸% | 水その他% | 粘度 | 比重15℃ |
16 | 4 | 80 | 2,500 CPS | 1.3 |
保管
密栓して冷暗所でカギをかけて保管して下さい。
廃液処理方法(空容器も含む)
弗化水素酸を含む毒劇物の為、都道府県知事の許可を受けた産業廃棄物処理業者に委託して処理して下さい。
応急処置
- 目に入った場合/直ちに流水で15分間以上完全に洗眼した後、速やかに眼科医の手当てを受けて下さい。(不完全だと眼に障害を生ずるおそれがあります。)
- 皮膚に付着した場合/直ちに多量の水で完全に洗い流した後、速やかに医師の手当てを受けて下さい。(不完全だと皮膚に障害を生ずるおそれがあります。)
- 吸引した場合/直ちに被災者を空気の新鮮な場所に移し衣類を緩め安静保温に努め速やかに医師の手当てを受けて下さい。
- 飲み込んだ場合/水で口内を洗浄する。コップ2~3杯の水か牛乳を与え(しかし、意識のない患者には何も与えてはならない。又飲み込んだものを無理に吐かせると粘膜等を悪化させる。)速やかに医師の手当てを受けて下さい。
※上記いずれの場合も医師に、当取扱説明書を示すか、ラベルに記載してある成分を伝えて必ず手当てを受けて下さい。又、万一の災害に備えて、事前に病院の指定とその病院との打合せをお勧めします。
FE-20(中和剤)

使用方法
- 本剤を30~70倍の水溶液とし、その液中に酸洗処理~水洗後の鉄鋼材を浸漬して下さい。
- 浸漬時間は1~10分
- 容器はいかなる材質のものを用いても差し支えありません。
性状
- アニオン活性剤
- 高分子アルカリ基
- 白色粉末
- PH11.2
荷姿
- 18㎏ブリキ缶
保管
密封してなるべく冷暗所でカギをかけて保管して下さい。
廃液処理
廃液(空容器も含む)を廃棄する場合は希硫酸等を少量ずつ徐々に入れて中和しPH5.8~8.6以内とし更に多量の水で希釈して下さい。その後の処理は当該地域の水質汚濁に係わる環境基準に従って処分して下さい。
作業上の注意
- 本剤はアルカリ性ですから作業にはゴーグル型保護眼鏡、マスク、ゴム手袋、ゴム前掛け、ゴム長靴を着用して手足や皮膚にかからないよう注意し、かつ作業場は換気装置のある通風の良い場所とし、安全シャワー、手洗い、洗眼の設備をして下さい。
- 浸漬槽に表示をし、かつ蓋をして雨水等が入らないようにして下さい。
応急処置
- 眼に入った場合/直ちに流水で15分間以上洗眼し、眼科医の手当を受けて下さい。
- 皮膚に付着した場合/汚染された衣類等を速やかに脱がせ、直ちに多量の水で患部を充分に洗浄して下さい。薬傷があれば医師の手当てを受けて下さい。
- 吸引した場合/直ちに被災者を空気の新鮮な場所に移動し、衣類を緩め安静、保温に努め、速やかに医師の手当てを受けて下さい。
- 飲み込んだ場合/水で口内をまず洗浄し、コップ2~3杯の水か牛乳を与え(しかし、意識のない患者には何も与えてはならない。又、飲み込んだ物を無理に吐かせると粘膜等を悪化させる。)速やかに医師の手当てを受けて下さい。
※上記いずれの場合も医師に取り扱い説明書を提示して必ず手当を受けて下さい。